あなたの必要貯蓄率は?人生の中での「お金」の考え方

リタイア後の人生は長い

 

 

わかりやすく言えば、今後、一生お金について苦労しないだけの貯金額を目指すということで、その計算方法については後述します。

 

 

そもそも自分は一体何歳まで生きるのでしょうか。その時、年金はちゃんともらえるのでしょうか。その年金だけで暮らしていけるのでしょうか。老後のことを具体的に考えれば考える程になんだか不安が襲ってきます。

 

 

少なくとも想定以上に長く生きることになっていくのは間違いないので、リタイア後の人生はかなり長いと覚悟した方がいいでしょう。

 

 

国立社会保障・人口問題研究所の出した予想データでは、2050年時点では、女性の4人に1人は98歳まで、男性の4人に1人は93歳まで生きるとしています。ちなみに、総務省家計調査によれば、60歳以上の人で2人以上の無職世帯は、消費支出が現役時代の50歳代の支出の約70%になっているということです。

 

 

定年後の消費支出は半分程度ではと楽観視していると大変なことになります。しかし、焦ることはありません。老後までにはまだまだ充分な時間があります。今から準備をするようにすればいいだけのです。

 

 

やたら不安がる必要はありませんが、不安だからと、銀行で相談したり、個人年金保険をすぐに買ったりするのは止めましょう。それももっと後です。基本的な手順を紹介していきますので、そこで考えていってください。